23.まばゆい光 #梅太郎伝説 目指せあと137話
まばゆい光により、梅太郎たちにかかっている効果が無効になった。
…なお元々無効であったので無効である。
スパン
ドスン
シャー
何かすごい音がしているが、まだ見えない。
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梅太郎とシャフトは、やっと目の前が見えるようになった。
そこには、、、
町長が普通に切り干し大根を持っていた。
なんやねん。さっきの光と音はなんやったんだ。
「さて、梅太郎、この切り干し大根をもっていくといい」
梅太郎は、切り干し大根を手に入れた。
「ありがとうございます、これで次の街に行くことができます」
その時、町長の体が消えていく。
「梅太郎や、これで私の使命は終わった、最後に言ってお…」
町長は、消えてしまった。
中途半端に消えすぎて、最後が気になるが、それほどでもなかった。
「まあ、いいや、行こうぜ、梅太郎」
相変わらずさばさばしてんな、シャフト。
梅太郎たちは、町長の家を後にした。
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町長の家のドアを閉めてから、気になったことがある。
もう一回、町長の家のドアを開けてみた。
「お、梅太郎、もう戻ってきたのか、大根おろしはどうじゃった?」
なんやねん。さっきの演出いらやん。
「ちょ、町長、最後何か言いかけて消えていましたが、、、」
「あ、あれはな、」
バシン!!
シャフトが思いっきりドアを閉めた。
「気にするな、行こう」
気になるわ。
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ハイラル城まで戻ってきた。
パンプキン事件で相変わらずざわざわしていたが、おかげで普通に城に入ることができた。これはこれで問題じゃないか。
「おー、良く戻った、切り干し大根は持ってきたか?」
「はい、この通り持ってきました」
梅太郎は、切り干し大根を差し出した。道中濡れないようにラップでくるんでおいた。
「おー、これが伝説の大根で作った、切り干し大根か!!」
伝説ではない。
「早く、早く、ワシの口に、ぶ、ぶち込んでくれ!!」
なんだ、このプレイは。
「よっしゃ!!大きく口を開けておけ!!」
おいおい、シャフトたいがいにしておけ。
「うおりゃあああああああああああああ」
「うおおおおおおおおおおおおおおおお…」
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その後、記憶に残っていることは、
・シャフトが切り干し大根のラップを外し忘れる
・ハイラル王口に対してシャフトの右ストレート
・ハイラル王が3m吹っ飛ぶ
これくらいだ。
この後は、記憶があいまいであるが、ハイラル王が弱弱しく。
”旨かったと、南の関所は開けておいた。"
とつぶやいたように聞こえたので、しれっと、出てきた。
まあ、いいよね。