ダン吉の日常

ダン吉の趣味の部屋やで

15.作戦会議 #梅太郎伝説 目指せあと145話

宿屋についた。

はじまりの街に戻っても良かったけど、地味に遠いし、地味に敵が出てくるし、やめた。なぜならシャフトが手に入れた1000Gがあるからだ。

 

宿屋は、そこまで大きくない。部屋も2つしかない。ひと部屋は誰かほかの人が宿泊しているようなので、シャフトと同じ部屋になった。

 

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現在、夜8時頃だろうか。シャフトと話し合って、作戦が決まった。

シャフトが10分に一回くらい本気なのかどうかわからないボケをかましてきたので、全然進まなかった。

 

「…じゃあ、梅太郎、作戦おさらいだ。まずは、午前二時前に、近くの茂みに二人で隠れる。午前二時になり兵士が場所から離れたら、二人して西の休憩する部屋に行く。一人が部屋に入って兵士の服に着替える。ここでは、Sとでもしようか。もうひとり、ここではUとしようか。Uは、外で見張り。着替え終わったらSとUが交代。もしここで兵士が戻ってきても冷静に、Sは、忘れ物を取りに来たとでもいう。その後、Uは、門番へ話しかけてどこから城に入れるか、聞き出す。怪しまれたら、新人なものなんでと、とぼける。聞き出せたら、そのまま城の中には入る。夜うろつくのは怪しいから朝になるのを待ち、情報収集する。どうだ、完璧に覚えていないか?」

 

話すとき、あんだけボケてきたのに完璧に覚えているな。あと、途中のイニシャルあまり意味をなしていないな。

 

「ただ、かなりリスクが高いな。最初Uが見張りしているときは、兵士の格好をしていないので、何か言い訳を考えておかないといけないな。あとは、Uが見張りの兵士に情報を聞き出せなかったら詰みだな。ん?しかし、Uのミッション辛くねえか?」

 

「まあ、細かいことは、気にするな。田舎の兵士だから、まごついている兵士がいたっていいだろう。もし、何か危険があったら俺が何とかしてやるよ。」

 

シャフトよ、それが一番怖いんだよ。

 

「とにかく、まだ作戦決行まで時間があるな。梅太郎どうする?俺は、今日は疲れたから寝るとすう。。。」

 

とシャフトは、大きなあくびをしながら、涙を流し言ってきた。

 

「僕も休もうかな。ただ、ちょっと心配だから、兵士の様子を見てくるよ。」

 

「わかった、じゃあ、また、午前二時な。おっと、ここに置いてある時計を午前一時半くらいにセットして、、、おやすみ!!ぐがぁ…」

 

ネコ型ロボットアニメに出てくるメガネの少年くらい寝るの早いな。

 

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兵士は、全く話すこともなくずっと立っていた。何も情報を得ることができなかった。

眠くなってきたから寝るとしょう。

 

「ぐがぁぐがぁ…」

 

…いびきに勝つことが出来るのだろうか、寝れるか?

 

と、ベットがセミダブルと気づいたのは、今さらのことだった。